聖母ホーム開設24年目を迎えました

大正11年、養護老人ホームから始まった聖母ホームが、
特養をはじめ8つの事業所を併設してから24年目を迎え、
9月2日、小西神父による感謝のミサが開かれました。


小西神父様からのお話は、命のひきつぎのお話でした。
認知症のご主人のお世話をしていた奥様が緩和病棟に入院され、
亡くなる三日前に生まれたばかりのひ孫を横に寝かせてもらっていたそうです。
二人が寄り添って寝ている姿が命そのもので、まるで命の交換のような美しい光景だったというお話をしてくださいました。納骨された夜、かなり認知症が進んでいたご主人が涙を流されていたというご報告もあったそうです。

“人の最期” という本がありますが、その人の人生の最期にかかわらせていただいた職員やケアマネさんはみんな家族ではないかともおっしゃっていました。そしてみなさんはご家族の気が付かないところに目が行く、すばらしいお仕事をされていますと励ましのことばをいただきました。
ある職員のお友達が亡くなった時、友だちのお母さんが関わっていただいたケアの人達に
とても感謝されていたので、神父様のお話をお聞きし、涙が出たそうです。







施設長からは、『コロナ禍で開設記念日をお祝いできない年もありましたが、こうして開設記念日を迎えることができたのもご利用者、ご家族の皆様のおかげです。心より感謝申し上げます。たくさんの方に支えていただいてありがとうございます』
職員の皆さんが心身健康でないとご利用者のお世話は出来ませんので、愚痴や相談事がありましたら私は厭いませんのでぜひお声をかけて下さい。
これからも心のこもったサービスをして、地域にも信頼される施設でありたいと思います。と感謝のことばがありました。